防犯対策・詐欺の手口

実際にあった詐欺の手口や事件、犯罪者の告白です。防犯対策・防衛のための知識としてお読みいただければと思います。

ネットカフェにまでボッタクリが進出するとは世も末だ

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かつてケジラミのように、各地の繁華街で猛威を振るったポッタクリ店。がそれも最近じゃ、不届きな店を実名告発するホームベージや防止条例などのおかげで、多少の落ちつきを見せている。
と安心してたら、甘かった。
やっぱりヤツラはケジラミと同じ。消えたと思うとすぐに湧いて出てきやがる。しかも
想像もせぬ場所に。
今年某日、都内某駅前。オレはアポった女を待っていた。
その相手、ユリはテレクラ初心者で、電話での話し方も内気な感じ。援交目的ではなく食事相手を探していたということからも、地味で不細工な女の確率が高い。
だが、約束の時間ピッタリに現われたのは、地味どころかピッチピチのボディコンを身にまとった茶パッ女。しかもかなりの美形である。
一瞬、ヨッシャーと心の中でガッッポーズしたものの、待て待て。何かうさんくさいぞ。こんないい女が何でわざわざテレクラでメシ食つ相手を探すのだ。テルミーホワイ。
ところが、「まだ夕方だし、ネットカフェで時間潰さない?」という彼女のことばに、
オレは不覚にも油断してしまう。そんなとこ行ったところで、別におかしな目に遭うこともなかろう、なんて。
さっそく、駅からほど近い1軒のネットカフェヘ。入り.口には〈60分300円〉という看板が見えた。
「らっしや-い」
チーマー崩れのような店員2人が無愛想に案内する店内には客が1人もいなかった。見た限り、飲み物の類も一切ない。何かおかしい…。不審な現象はさらに続く。
席につくや、店員が窓を閉め、いきなり

「よぉ。ピザの宅配も受けてんだけど注文しねえ?」とワケのわからんことを言うのだ。はは、なぜにタメロ、なぜに宅配ピザ?まずはメニュ-だろ。何なんだ、この店は。
しかし、怪訝な表情のオレを他所にユリは言い放つ。
「アタシピザ食べたーい」
「じゃイタ飯屋に行こうよ。だいたい、晩飯までの暇潰しにこの店へ来たんだしさ」
「でも、お腹減ったもん」
人の制止を意に介さず、ご丁寧にサラダやポテトなどのサイドメニューまで注文する彼女。おい、これは…。オカシイ。絶対に何かがオカシイ。直観的にそう感じ、店を出ようとしたとき、店内の空気がピリつと音を立てた。
「お帰りっすか。じゃ60分6千円が2人分で1万2千円。後ピザ代金が5千円だから計1万7千円つすね」
60分600円でしょ?ピザもまだ来てないじゃん。とはもう言わない。だってお兄さん方はすでに戦闘態勢の目つきだし、ユリはいつの間にかいないし…。
とりあたす交番に行ってみたが、警官曰く、飲み屋じゃないので風営法その他の法律では取り締まれないらしい。
つまりは泣き寝入りである。ネットカフェにまでボッタが進出するとは世も末だ。いまに役所や警察がボッタクリを始めたって驚きやしねえぞ。