防犯対策・詐欺の手口

実際にあった詐欺の手口や事件、犯罪者の告白です。防犯対策・防衛のための知識としてお読みいただければと思います。

壊れたノートパソコンを宅配業者に修理させる悪い奴

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昨年秋、ノートパソコンが壊れた。うっかりコーヒーをこぼし、作動しなくなうてしまうたのだ。アホもいいとこである。しかし、修理代がいかにも惜しい。そこでオレはある行動に出た。運搬中の事故を装い、宅配業者に修理費を払わせることにしたのだ。

まずはカスタマーセンターに電話、パソコンの名義を協力者に変更する(シリアルナンバーを伝えるだけで名義変更可能)。次に、壊れたパソコンをダンボール箱に入れ、近所のコンビニから着払いで自宅に送る。送り主は先の協力者、品名は「機械」だ。

後日、自宅に届くや、宅配便の営業所に電話をかける。

「すいません。今日、家に送られてきたパソコンが壊れてたんですよ」

「え、どういうことですか」

「実はこのパソコン、友達からもろたんですわ。昨日までは動いてたんやけど・・オタクって放り投げたりしはります?」
低調な姿勢がよかうたのだろう。このモノいいに相手は慌てふためいた。

「こんなこと言うのもアレやけど…、原因は●●便さんとこしか考えられへんのですわ。どないすればええんですかね」

「わかりました。とりあえず調杏いたしますので、いうたんお何物を引き取らせていただいてよろしいですか」

狙いはまんまと当たうた。何度かの交渉の末、2週間後には修理されたパソコンが届いたのである。これだけなら1回こっきりの成功談だが、実はその後さらに2度同じ方法で宅配業者に修理をさせている(1回は丸三日電源を入れっぱなしにし、もつ1回は足で踏んづけて壊した)。

マヌケなことに、送り先、友人の名削、営業所などかえただけで、相手は疑いもしないのだ。なぜ宅配業者はこんなに簡単に修理を請け負うのか。知人の宅配便ドライバーに聞いて、オレは合点がいった。

まずこのテの事故が起きた場合業者には保険が下りる。オレの要求はあくまでも「修理」。ましてやあの低姿勢ぶりである。結果、「クレーム」=「恐喝」の図式が染み込んだ業者の目にはシロに映るというわけだ。

※この記事はフィクションです。防犯、防衛のための知識として読み物としてお読みください。実行されると罰せられるものもあります。