防犯対策・詐欺の手口

実際にあった詐欺の手口や事件、犯罪者の告白です。防犯対策・防衛のための知識としてお読みいただければと思います。

入札で店外デート代を決め女子中学生に売春をさせ逮捕されたセリクラ

f:id:torivian:20190622120143p:plain

入札で店外デート代を決める女子中学生に売春をさせ逮捕
出る杭は打たれるのが宿命。首都圏で話題を呼んでいた出会い系風俗『セリクラ』が摘発された。客の男性会社員M(34才、逮捕)に家出中の14才女子中学生を引き合わせ、買春相手として斡旋したとの容疑だ。
女のコをセリ落としたらまず、援助額を交渉
事件を追う前に『セリクラ』のシステムを紹介しておこう。男性客は入会金3千円と個室使用料1時間分3千円の計6千円を支払い、テレクラのような狭い個室で待機。部屋のドアには約30センチ四方の窓があり、女性が店を訪れると順番に窓が開き《顔見せ》(テレビモニターを使用する店も)が行われる。

客は気に入った女性がいれば備え付けの入札伝票に1時間分のデート代を記入して提出し、原則的に最高額を提示した者がその女性と店外デートできる仕組みだ(入札額は千円単位で、3千11万円前後で落札されるのが通例)。
つまり、女のコをセリ落とすことから『セリクラ』と名づけられたわけだが、実際の選択権はあくまで女性側にある。いくら金を釣り上げても嫌われればお呼びはかからず、逆に低額でも女のコの気分しだいでは連れ出し可能だ。落札したら女のコから待ち合わせの場所を書いたメモが届くんです。

「けど、文字どおりデートしたいと思ってる客なんていませんよ。ボクもセリ落とした女の子に会ったら、すぐ『援交額』の交渉してましたもん。でもしたたかなガキが多いんだ。こっちが少しでもケチれば『やっばりエッチしない』なんて店に戻っちゃったりさ」(常連の30代営業マン)

入札額がそのまま自分の懐に入るため、女性は援交などしなくてもそこそこの収入になる。よって、セリ落としたはいいが、お茶してお仕舞いというケースも珍しくない。「それでも来てるコが若くて可愛いからついつい足を伸ばしちゃうんですよね。ほら、ブスは元々入札されにくいし、されても低額だから店に寄り付かなくなるでしょ」(前述の常連)

風俗関係者によれば、セリクラの起源は都内で営業していた『出会い部屋』だという。男性客が小部屋で待ち、店に遊びに来た一般女性と1対1でご対面。この形態が進化してセリクラになったらしい。即エッチ率が高いことで人気を呼び、男性会員数は1万人以上にも及んだ。女性はクチコミの他配布されたティッシュゃ電柱に貼られたビラを見て来店し、ほとんどリピーターとなるそうだ。

某店によく出入りしているという19才の短大生は言う。

「この店ってマジ、おいしいよ。だって、エッチ代の他にデート代がもらえるじゃん。たくさんのオトコから入札されるのもキモチいいしね。それにテレクラだと待ち合わせの場所に行くまでどんなヤツかわかんないから不安だけど、ここだと事前に顔見れるから安心だしい」

また、別の店の常連である18才は

「アタシ基本的に援交しないけど、気が向いたときに稼げるのっていいよね。ゴハンおごってもらってテキトーにだべって、2時間も一緒にいれば1万にはなるんだもん。中には『パンッ見せてくれればもうー万円出す』とか一盲つオヤジもいてさ、ラクショーでおカネになるよ」。

まったくもって屈託ない。
2万円で援交したコが14才の家出中学生だった
店は出会いの場を提供するだけで、その後は2人の自由恋愛。システム的には何の問題もないはず。だが、店長のが漏らした何気ない一言が命取りとなった。

「お客さーん、あの子はウリ(売春)OKっすから」

「ホント?いや、ありがと。それじゃとりあえずいくらで落札しようかな」

昨年12月初め、客の会社員Mにそっと耳打ちした。店内にいたのは草加市内の女子中学生14才である。Mはそのコを1時間7千円のデート代で廃し、2万で話を付けるとそのまま川越市内のホテルに連れ込んだ。これで済めば問題なかったが、少女は家出中だった。

今年1月、街中をフラフラしているところを草加署員に補導され、セリクラに行ったことや複数の客とホテルでエッチしたことを告白してしまう。結果、4月10日、少女に身元を明かしていたMが児童買春禁止法違反慰行の疑いで逮捕されたのである。だが、埼玉県警はこれで捜査を打ち切らなかった。ある捜査関係者は打ち明ける。

「実はね、女らが頻繁に出入りしている怪しい店があるという電話が近所の住民からかなり寄せられてたんだ。よくよく調べてみると、営業形態はグレーゾーンなわけ。何とか取り締まれないか思案してるとき、ちょうど、あの少女からセリクラの名が出たのよ。で、渡りに船とばかりに突き上げ捜査を進めたってわけさ」

パクったMを追及したところ

「ええ、エッチしましたよ。そもそも、あそこの店長にウリはOKって言われたんですからー」と共述。さらに店長のも

「(紹介した少女が)18才未満だってことは知りてました」と認めたため、4月25日逮捕に踏み切った。県警は店にガサ入れを敢行して19才から71才までの約770人に及ぶ男性会員名簿や100人余りの来店女性リストを押収。女性リストには店で使う源氏名とケータイの番号が記されており、ほとんどが中高生だったそうだ。おまけに、そのとき店内にいた女性も4人中3人までが18才未満だったとか。
事件後、草加店も他の店舗も一時的に客足が伸びたというから皮肉なものだ。
セリクラ発案の有名経営者ういに逮捕される
通常、この手の摘発では店長と客が逮捕されれば一件落着となる。が、埼玉県警は捜査の手を緩めない。一方、オーナーのHは事件の余波で客足が鈍るのを警戒し、ホームページの掲示板で苦しい言い訳を書き連ねていた。

「サクラらしき女性を使った売春周旋所に近いですね」(一般書き込み))

「売春周旋所?名誉毅損とは言わないが言葉に気を付けてください。逮捕されたアルバイト(店長ではないと強調)が個人的にやたら書き込み、店としては一切関与していない。あぐまで個人に逮捕状が出ただけで、店や経営者にお咎めはない」

「店員は、この子は援助できる、できないを把握してお客をあわせているんじゃないでしょうか」(一般書き込み)

「女性からの苦情がない限り、男性と何をしてきたかなんて聞きません」(セリクラ代表者)

このほかにも「草加店は他店と異なり、独自の営業方針を打ち出し管理面でも社撰だった」
と《逃げ》を打ち、「あくまで出会いの場を提供しているだけ」とアピールに努めた。しかし県警はさらなる捜査を行い、5月17日になつてセリクラの仕掛け人であり、各チェーン店の実質的なトップHを共犯者としてパクったのである。

「Hはさ、店に来る女に『店外での売春代は自分で交渉しろ」

なんて指導してたのよ。この裏付けが複数の証言から取れて、売春を斡旋していたという容疑が固まったんだ。

「そういうアドバイスは何も草加店に限ったことじゃないみたいだな。まあ、あんまりアタマのいい女のコばかりじゃないから、システムを説明する過程で思わず言っちゃったのかもしれないけどね。それにしても、警視庁じゃなくでウチが初めに摘発したっていうのいいよなあ」(先の捜査関係者)
Hはもともとテレクラ経営者で、業界ではちよっとした有名人だったらしい。