防犯対策・詐欺の手口

実際にあった詐欺の手口や事件、犯罪者の告白です。防犯対策・防衛のための知識としてお読みいただければと思います。

パンチラ盗撮で人生を狂わすエリートたちのなぜ?

防衛庁のキャリア職員A氏(45才)が女子高生のパンチラを盗撮

池袋署に逮捕され同庁を退職していた事実が明るみに出た。A氏は元防衛庁防衛局計画課長。東大法学部を卒業と同時に入庁を果たし、長官秘書官や情報本部分析部長などを歴任したほか、イギリスの王立国防大学への留学経験をもつ工リート中の工リートだった。このA氏が都迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕された。

東急ハンズ」池袋店のフロアにたむろする女子高生らのパンティを、力バンに忍ばせたビデオカメラで盗撮していたところ、同店の保安係に発見されあえなく御用となった。中年男の単なる盗撮事件。そう思いながら身分昭会をした池袋署員は慌てふためいたに違いない。男は本部長に就任する予定で、警察庁へ出向していた防衛庁キャリアだったのだ。

逮捕翌日、警察庁防衛庁はすぐさま隠蔽工作を行った。A氏を防衛庁に呼び戻し、そのまま自衛隊の病院に入院させたのだ。理由は「本人に激しい精神的肉体的動揺があった」というものだった。あとはお決まりのパターンだ。上層部が何をいわずとも、A氏は退院と同時に依願退職。ー千万円の退職金を受け取り無職となった後、検察の取り調べを受ける。

結果、10月に略式起訴、翌月には罰金5万円の判決が出て、事件はそのまま終罵を迎えるかのように思われた。が、事情を知らされていない防衛庁職員の間で「いったいA氏はどうなったのか」という声が上がり始める。工リート街道を幕進する出世頭が突然の辞職。「何かある」と勘繰りが入ってもおかしくはない。事件の全貌が綴られた怪文書が庁内だけでなく外部にも出回るようになったのは、それから間もなくのことだ。いち早くこれを報じたのが週刊新潮だった。

マスコミ各社がこの動きを受け一斉に事実確認に入ると、初めて事務次官が記者会見に応じ、事件は日本中に知られることとなる。盗撮事件で新聞一面に報道されてしまうのもエリート官僚ゆえの宿命だろうか。渦中のA氏は以下のように語っている。

「何を言っても言い訳になるので言いたくありませんが、今も猛省の日々を送っています。ついフラフラと出来心で異常な行動を取ってしまったのです。辻棲の合った動機もありませんし、そういう方面に執着心があったということもありません。事件発覚後、警察庁防衛庁で私の処遇をめぐって話し合いが持たれたようですが、どのようなものだったかはわかりません。私は上の指示に従うだけで何も言える立場になく、どういつ方針で発表しなかったのかもわかりませんし、私には申し訳ないという言葉しかないんです」

自分がまいた種とはいえ、A氏は再就職先も決まらず、自宅でプータ口ー生活を送っているという。安易に盗撮を行うと、思わぬ事態が待ち構えているというイイ例だ。
にわか盗撮で人生を狂わす医者、学生、警察官たち
「工リートさんとはいえ、同情しちゃうよ。気持ちはわかるもん」と語るのは盗撮歴7年、この道のプ口であるB氏だ。

「そりゃ市販ビデオを買ってりゃ安全に違いないよ。でもね、盗撮ってのは自分で撮るに限る。顔なんか映ってなくても、服装を見ただけで誰のパンティか判別がつくし、それがまたタマらなく興奮するんだ」

B氏の盗撮手口は、バックにCCD力メラを仕込み、工スカレータに置いてパンティを逆さ撮るというもの。今までこのやり方で一度もバレたことがないという。

「ハッキリいって、その工リートさん、技術がなさすぎるんだよ。今は下生身と顔の両方を撮る2カメだって当たり前なんだけどねえ」

なるほど、B氏のように盗撮を成功させるマニアは確かに存在するだろう。が、一方で最近、素人による盗撮事件が相次いで発覚しているのも事実。今年に入り明るみになった例を挙げてみよう。

愛知県小牧市の歯科医院院長が、同医院の元職員・c子に、軽犯罪法違反の疑いで告訴された。院長は、自らが経営する病院の女子トイレにピデオカメラを設置、盗撮を企てた。が、計画はすぐに発覚。結果、女子9人中5人が相次いで退職するという事態を引き起こす。これで収まらなかったのがc子だ。示談に持ち込もうとする院長を尻目に彼女は「それ相応のベナルティを受けてほしい」と軽犯罪法違反の疑いで告訴、同時に慰謝料など550万円の損害賠償を求めたのだ。
院長は盗撮目的でカメラを仕掛けたことを認めたうえ、

「反省しているが、実際には何も映っていなかった。話し合いで解決したい」と語る。が、犯した罪の大きさに気つくのが遅すぎた。

また埼玉大学工学部4年生の男子学生が、堂内の女子トイレで盗撮行為を働き、無期停学の処分を受けた。この男子学生は、女子トイレでビデオカメラを回していたところ、別の学生にその姿を発見される。ただちにビデオテープは没収、厳しい追及を受けた後、学長名による処分が下されたという。

具体的な検挙例を挙げてみると、逮捕者たちの手口がいかに稚拙かがよくわかる。デジタルカメラをそのまま持ち歩いたり、撮影に集中し周囲の人間に通報されるなど、危機感は皆無と言っていいだろう。

対照的にマニアたちの盗撮手口は、その技術といい危機管理といい万全である。彼らの多くは有線のCCD力メラをバッグに仕込み、わずかーミリのレンズをどこに仕掛けるか、その一点に細心の注意を払う。旅行用カートやギターケースに松葉杖。靴の先端に力メラを取り付け、街中でアンケートを装い堂々と盗撮に挑むツワモノもいるという。「メチャクチャ苦労して撮ってるのに、それで金を稼ぐワケじゃない。みんな、ホント好きでしょうがない連中ばかりなんだ」

こう語るのは、ベテランの盗撮ビデオ業者D氏だ。取り扱った作品は数知れず。盗撮ギョーカイの第一人者である。D氏によれば、試行錯誤の末、盗撮技術を身につけたマニアは、売り込みなど見向きもしない。自らの噌好を追求することに意義があり、そのような名人クラスに限って本当にヤバイ映像を持っていたりするという。

「TVタレントやスチュワーデスの本物映像なんかその最たるものだよね。本物ゆえ市場に出回らない。限られた一部マニアの間で、相当な高値で売買されているとの噂だよ。ウチにはさ、某有名女子局アナのトイレ映像を持ち込んできたヤツがいたな。制服や態度からみて100%本物。撮影者?やっば、この手の盗撮は内部に確かな協力者がいなけりゃ絶対ムリでしょ」
ソックリさんや仕込みを使い彼女らに放尿させるヤラセが多い中、タレントやスッチーモノの本物は確かに存在するという。が、皮肉にもこの類の作品は、場所や学校が特定できるものになると、途端に商品化できなくなる。

「そりゃ、登場している女性に訴えられたら絶対パクられちゃうからね、え。しかも、児童買春・児童ポルノ禁止法か施行されて以来、業界はみなピリピリしてるでしょ。それで立件された日にゃワリがあわない。まあ、パンチラがポルノになるのかとうかは微妙なんだけど、今のところは様子を見ながら探っていくしかないね」

しかし、現実には、法律など無関係とばかりに、やりたい放題のマニアも存在する。「特定の女を付け狙うストー力ーみたいなヤツなんだけど。ソイツは女の部屋に隠しカメラを取り付けて楽しんでんだ。けどね、それでも飽き足らず、自ら女の部屋へ侵入しちゃうんだよ。寝ている女に迫り、自分の手が届かんとしている映像が興奮するみたい。ありゃ完全な病気。アブナイな」
迷惑防止条例」はスケスケ水着にも適用可頻繁に起きるパンチラ盗撮。実は日本には、これを取り締まる法律がない。検挙された者たちの9割は、各都道府県の自治体が定めた「迷惑防止条例」の違反者としてパクられているのだ。これは「公衆に対し不安感を与えたり、脅威を覚えさせたりした者」を取り締まる条例で、初犯なら5万円以下の罰金、亜鼎貝や常習とみなされた場合は最悪6カ月以下の懲役もしくは20万円以下の罰金が待ち構えている。一方、風呂場やトイレの場合は、軽犯罪法で「正当な理由がなく人の住居、浴場、更衣場、便所、その他、人が通常衣服をつけないでいるような場所をのぞき見た者」(同法ー条23項)を拘留または科料に処すると規定している。それをそそのかしたり(教唆)、助けたりする者(ほう助)も同罪だ。他人の家やデパートの女子トイレに侵入すると住居侵入罪(刑法130条)が適用される。この場合、最悪3年以下の懲役もしくは
10万円以下の罰金だ。赤外線仕様カメラで水着ギャルを撮影すると、どうなるだろうか。実はこれも「迷惑防止条例」にひっかかる。

静岡県沼津市の会社員(34才)が、同県高校水泳大会の会場となったプールで観客席かり女子選手を撮影していた。その様子を不審に思った大会関係者がビデオテープの中身を確認したところ、スケスケになった女子選手たちの映像を確認。会社員はその後、「撮影によって、女子選手に不安を与えた」といっ理由で逮捕された。福岡では市販されたピデオから盗撮者の足がついた例もある。検挙されたのは興信所を経営する2人の男。身元調査などを受け持つ真っ当な探偵だが、ビデオ販売店から依頼を受けては盗撮を繰り返していたらしい。

そんなある日、ビデオを見た客のー人が、「僕の知っている女性がビデオに出ている」と警察に通報。パンティと顔の両方を映す2カメ撮りがアダになり、男たちは迷惑防止条例違反の疑いで摘発された。パンチラピデオは被害者の特定が困難なため、販売業者が挙げられるケースはまれだ。が、ことトイレ盗撮となるとわいせつ物の頒布(刑法175条)でパクられる確率がグッとあがる。埼玉県の無職男性(35才)は、自ら女装して女性用トイレに侵入,盗撮したわいせつ画像のビデオテープやCD-ROMをパソコン通信で販売したとして、わいせつ図画販売の容疑で逮捕された。

影技術のレベルが高く、OLらの局部がくっきり映っており、皮肉にもそれが警察を
動かすキッカケとなった。

「トイレやパンチラを盗撮するのは、やはり危険だよ。そんなことよりもね、意外と評判いいのが、ビーチバレーの試合とか、レースクイーンの局部アップなんだ。しゃがんだ女の股間を真下から写した透明椅子というレーベルは、ヤラセでも人気あるね。結局、マニアは見えないものが見えるところに興奮を感じるんだ」わかっちゃいるけど、やめられない。それがマニアたちの本音なのだろう。